40代で思い出したい、大事な5つのこと

40代という年齢は、不思議な節目かもしれません。
過去の失敗も成功も、それなりに経験してきた。
若さで押し切れた時代は過ぎ、
家族や仕事、社会的な責任がのしかかる中で、ふと立ち止まって考えることがある。
「このままでいいのかな」
「やりたかったこと、なんだっけ?」
「自分って、どんな人間だったっけ?」
そんな風に、自分の“輪郭”を見失いそうになることもある。
でも、あなたの中にはちゃんと、
大切なものが息づいているはずです。
忘れかけていた5つのことを、今ふたたび思い出してみませんか。
1. 「笑われても、やってみたかったこと。」

昔、誰かに笑われた。
「そんなの無理だよ」「今さら何を目指してるの?」
そんな言葉に、自分の気持ちを押し殺してしまった経験はありませんか。
でも、笑われることと、間違っていることは違う。
やってみたいと思ったあの時の気持ちは、
確かにあなたの中にあった“願い”だったはずです。
笑われたっていい。
あなたの人生を決めるのは、あなた自身なのだから。
心のどこかにしまい込んだその思いに、
もう一度、そっと触れてみてください。
2. 「誰かに感謝された日。」

思い出してみてください。
あなたがした小さな行動に対して、
「ありがとう」と言ってもらえたあの日のことを。
それは、家族にご飯を作った日かもしれないし、
職場で誰かを手助けしたほんのひとときかもしれない。
私たちは、自分の役割や意味を見失いがちですが、
誰かに感謝された瞬間こそが、
あなたの“存在価値”を何より静かに証明しているのです。
3. 「自分を信じられた瞬間。」

あの時、自分の判断を信じた。
怖かったけれど、逃げずにやってみた。
結果がどうであれ、
「やりきった」と思えたあの気持ちを、覚えていますか?
それはたとえ周りから評価されなくても、
あなた自身があなたを肯定できた、貴重な時間だったはずです。
人は、外からの承認を求めるけれど、
最終的に救ってくれるのは、
自分が自分を信じた記憶なのだと思います。
4. 「言えなかったけど、伝えたかった気持ち。」

あのとき、言えなかったこと。
「ごめんね」や「ありがとう」や、あるいは「好きだったよ」。
心の奥にずっと残っているけれど、
もう言えない相手かもしれないし、
今さらと思って飲み込んだままの言葉かもしれない。
でも、その想いが今も残っているなら、
それはきっと、あなたにとって本当に大事な感情だったはず。
言葉にできなかったからこそ、
あなたの中で大切にされ続けている“気持ち”がある。
それだけで、充分です。
5. 「夢中になれたあの頃の自分。
今でも、あなたの中にちゃんといます。」

あの頃は、時間を忘れて何かに熱中できた。
お金にならなくても、評価されなくても、
ただ夢中で手を動かしていた自分がいた。
社会人としての責任を背負い、家族を守り、
「夢中になること」から少し遠ざかってしまったかもしれない。
でも、その情熱や集中力は、
今でも、あなたの中にちゃんと息づいている。
たとえ今の暮らしの中で全力を出せなくてもいい。
少しずつでもいいから、
もう一度、“好き”の方向へ足を向けてみてほしい。
あなたの中には、今も大切なものがある
40代は、まだ途中。
終わりじゃない。
ここから、もう一度自分と向き合って、
あの頃の自分の声を思い出せる年齢なのだと思います。
今日もあなたの中には、やさしさも、情熱も、誇りも、ちゃんと生きています。