富士山と日の出。志ある人生の象徴

人生の哲学と名言

志ある人生を歩むための10の名言『竜馬がゆく』司馬遼太郎より

私たちは、日々の暮らしや仕事のなかで、ときに「これでいいのか?」と立ち止まります。
何かを変えたい。もっと自分らしく生きたい。
でも、どうしたらいいかわからない。
そんなとき、坂本龍馬の生き方にふれると、静かに背中を押されることがあります。

今回は、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』から、
志をもって人生を歩みたい人のための10の言葉をお届けします。

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人の世に 道は一つということはない。 道は百も千も万もある。

たくさんの人の人生を象徴する東京の街

何かに迷ったとき、「これしかない」と思い詰めていませんか?
でも、人生にたった一つの正解なんてありません。
誰かのルートをなぞる必要もありません。
あなたの選ぶ道が、あなたの道になるのです。

何でも思い切って やってみることですよ。 どっちに転んだって人間、 野辺の石ころ同様、 骨となって一生を終えるのだから。

失敗を恐れて何もしない人生より、
転んでも、笑われても、やりたいことをやった人生の方が豊かです。
どうせ最後はみんな土に還るのなら、思い切りの良さを持って生きていきたいものです。

人の世に失敗ちゅうことは、 ありゃせんぞ。

雲の先に見える山の頂上。失敗の先に成功がある

結果が思いどおりにいかなくても、
それは「失敗」ではなく、過程の一部
経験になり、学びになり、次に進む足場になる。
そう思えば、前に進むことを怖がらずに済むかもしれません。

業なかばで倒れてもよい。 そのときは、 目標の方角にむかい、 その姿勢で倒れよ。

たとえ道半ばで終わっても、
自分の信じた方角を向いていれば、それは立派な人生です。
志を持って生きるということは、結果ではなく、姿勢そのものに価値があるのです。

人として生まれたからには、 太平洋のように、 でっかい夢を持つべきだ。

大きすぎる夢は笑われるかもしれません。
でも、夢のスケールは人生のスケールを決めます。
小さくまとまる必要はありません。
自分だけの“でっかい夢”を、胸に持って生きたい。

時勢は利によって動くものだ。 議論によっては動かぬ。

利益で動く人間同士の握手

理屈や理想だけで世の中は変わりません。
必要なのは、実利と行動
人の心も社会も、「なるほど」と思える得や実感によって動き出すのです。

今は力を培養するときだ。 その時機を辛抱できぬのは 男ではない。

チャンスはいつもあるわけではありません。
むしろ、何も起きない“助走の時期”こそが勝負。
焦らず腐らず、自分の力をじっくり育てることが、
いざというとき、飛び立つ力になるのです。

雨が降ってきたからって 走ることはない。 走ったって、先も雨だ。

雨の降る町

焦っても、逃げても、変わらない現実がある。
だったら、自分のペースで歩けばいい。
今この瞬間の雨を、味わいながら進めばいい。
そんな静かな余裕が、次の展開を呼ぶのかもしれません。

おれは落胆するよりも、 次の策を考えるほうの人間だ。

うまくいかなかったとき、
自分を責めるよりも、次の一手を考える
そうやって前を向ける人が、
結果として、ものごとを動かしていくのでしょう。

人おのおのが 志を遂げられる世の中に、 したいものだなぁ。

京都の観光名所・稲荷大社の鳥居

誰もが、自分の志をあきらめずに生きられる世の中
それが坂本龍馬の願いでした。
そしてその想いは、時代を越えて、今を生きる私たちにも届いています。

終わりに

竜馬の言葉に共通するのは、「生き方は自分で選んでいい」ということ。
まわりに合わせるのではなく、
自分の志に素直に生きることの尊さを教えてくれます。

完璧じゃなくていい。
誰かの期待に応えすぎなくていい。
自分の道を、自分の足で進むこと。
それこそが、美しく生きることなのかもしれません。

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